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パンをふんだ娘とは / あらすじ / パンをふんだ娘 前編 / パンをふんだ娘 後編 / パンをふんだ娘主題歌 / 原作


パンをふんだ娘とは

パンをふんだ娘はハンス・クリスチャン・アンデルセンの作品です。

この作品は、おそらく1970年代に北沢杏子の脚色、劇団かかし座の操演によりNNHK教育テレビで影絵劇「パンをふんだ娘」として映像化された、2000年代でも数年に一度、NHK教育テレビ「こども人形劇場」で再放送された。

この作品を見た、たくさんのちびっ子達をトラウマにした、恐怖?の作品です。
特に、主題歌がとってもインパクトがあって怖いです。この主題歌がトラウマになってる人も多いはず。

自分が見たのは、大人になってからなので、あまり怖いとは思いませんでしたが、かなり衝撃を受けました。




注:あらすじと動画の説明にはネタバレが含まれています。
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あらすじ

主人公のインゲルは、父親を早くに亡くし母親が一生懸命働いているのに、家の手伝いもせず、わがままで意地悪で動物や昆虫等をいじめるのが大好きな女の子でした。

美しく成長したインゲルは金持ちの老夫婦に見初められ、養子として貰われていきました。ある日老夫婦が、「たまには母親に会に行っておやり」とインゲルを着飾らせ、パンを1斤持たせてインゲルを里帰りさせました。
村についたインゲルは、雨上がりに出来たぬかるみの前で立ち止りました、自分のドレスを汚したくないと思ったインゲルは、お土産のパンをぬかるみに放り投げ、パンの上に飛び乗りました。ところが、その途端にパンはぬかるみの底へインゲルを乗せたまま沈み、二度と浮かび上がることはありませんでした。

底へ底へと沈んでいくインゲル。ようやく沼の底にたどりつくと、そこには「沼女」が・・・沼女の所にやってきた悪魔が、インゲルを地獄へ連れて行き、飾りものの石像にされてしまいました、しかし石像になってもインゲルは全く反省をしませんでした。

そんなある日、インゲルの話を聞いた病気の幼い少女がインゲルを憐れみ、少女が天に召される時、インゲルの為に涙しました。その時奇跡は起こった。石像だったインゲルは一羽の鳥となり地上に戻ることができたのだが・・・・


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パンをふんだ娘 前編

すでにインゲルが、やせっぽちのみすぼらしい小鳥になってしまってる所から物語が始まります。

インゲルがハエの羽をむしったり、コガネムシの背中にピンを突き刺し大喜びしている姿や、怒った母親がインゲルになげつけた前掛けをふみつける姿とか、インゲルの性格がすごい・・・

母親が今に私の心を踏みつけにするのでは・・・と心配し神様にインゲルが素直な良い子になるように、祈るのですが、母親の心配した通り大きくなるにつれて、ますます性格が悪くなっていくインゲル・・・・。母親がかわいそうです。

インゲルが沼地の泥水で靴を汚さないようにパンを沼地に投げ込んで、そのパンの上を踏んだ時、インゲルが沈んでいく姿が怖い・・・・小さな子供が見てトラウマになるのもわかります。

インゲルが沼の底の底の真っ暗な所にすいこまれてしまった所で前半が終わります。
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パンをふんだ娘 後編

インゲルがたどりついのは「沼女」が住むところでした。
沼女とは悪魔や魔法使いのために、朝から晩まで毒を煮ている女です。

歌を歌いながら毒を煮る沼女の姿や、インゲルのドレスのひだにカエルがもぐりこんだり、ヘビが髪の毛にぶら下がる所が怖い。

沼女の所にやってきた魔法使いに、地獄に連れて行かれてしまったインゲル。
地獄でインゲルはヘビやカエルがむらがったまま、その上、空腹のまま石像になってしまいます。
石像になっても意識は、はっきりしているので、まさに生き地獄、自業自得とはいえ、ちょっと同情します。

原作ではインゲルを憐れむ少女が幼くして亡くなったのではなく、年を取り死の床に就く時に、インゲルの為に涙を流して天に召されたとなっているので、かなり長い間地獄の苦しみを味わった事がわかるが、こっちの方はどのくらいの間生き地獄が続いたのか、はっきりわかりません。

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パンをふんだ娘 主題歌

歌:山田美也子さん、作詞:北沢杏子さん、作曲:越部信義さんによるパンをふんだ娘の主題歌です。

一度聴いたら忘れない、いつまでも頭から離れない、とてもインパクとのある曲です。

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原作紹介

  原作は、ストーリーの大筋は一致しているものの、父親が健在だっり、「インゲルが地獄に落ちたことを人々が語ったり、母が晩年に悔やむ描写がない」「インゲルを憐れむ少女が幼くして亡くなった」等、若干原作とは異なっています。
また、インゲルが鳥になってからの事も、くわしく書かれています。
  
アンデルセン童話集 (2)
 岩波少年文庫
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